アラフィフが直面する実家問題⑨みかん畑編

実家問題

80歳の父がひとりで管理

私の実家には、畑や田んぼ、山林、
そしてみかん畑があります。

現在、80歳の父がひとりで管理しています
が、その中でも特に手がかかるのが
みかん畑。

一年を通してさまざまな作業があり、
畑の敷地も広く、重いものを運ぶ作業も多い
ため、高齢の父が続けていくのは難しく
なってきました。

簡単に手放せないみかん畑

実家のみかん畑は「農振農用地」に指定され
ており、簡単に売却や手放すことが
できません。

解決策として考えられる方法は、
大きく分けて2つ。

  1. 相続放棄
    父が亡くなった際、相続を放棄する方法です。
    ただし、金銭的な財産も含めすべて放棄
    することになるため、これは最終手段。
  2. 農家さんに販売または貸し出す
    農業経験のある農家さんには
    販売や貸し出しが可能です。
    (ただし、農業委員会の許可が必要)

現実的なのは②の「農家さんに販売または貸し出す」ですが、
問題は引き継いでくれる農家さんが
なかなか見つからない
こと。

近所の農家さんも高齢の方が多く、
後継者不足のため対象になりません。

県の農業アカデミーに相談

そこで思いついたのが、
新規就農者向けに県が運営している農業アカデミー

ここなら、みかん畑に興味を持ってくれる
人がいるのでは?と思い、早速電話で相談。

すると、みかん畑の資料を送れば、
生徒さんに回覧してもらえるとのこと。

すぐに資料を作成し、
農業アカデミーに送付しました。

まさかの反応!1週間で問い合わせが

「ちょうど生徒さんの新規就農先が決まった
時期なので、すぐには動きがないかも
しれません。」

と言われていたのですが、
資料を提出して1週間ほどで
「現地を見に行きたい」という

問い合わせが!

その方は、卒業後に隣町で農業を営む
弟さんを手伝う予定ですが、
ご本人はみかん栽培にも興味があるとのこと。

できることをやるしかない

みかん畑のような農地は、
あきらめずに
「とにかくできることをやってみる」ことが
大切なのかもしれません。

農業を始めてみたいと思う人にリーチする
方法が知らないだけでもっとあるのでは
と思いました。

もし引き継いでくれる方が見つから
なければ、数年後には
約200本のみかんの木が放置されてしまう
ことに……。

それだけは避けたいので、
これからも情報を発信しながら、
アンテナを張って対策を考えていきたいと思います。

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