不登校の子を小児科や心療内科を受診させたいけど、本人が嫌がって行かない場合、親としてはどうしたらよいかとても悩みますね。
このままでは状況が悪くなる一方ではないかと不安と焦りでいっぱいになります。
そんな時の対応の仕方について、私の経験を交えてご紹介をさせていただきます。
病院の受診を嫌がるお子さんの状況を変えるヒントになれば嬉しいです。
1.何のために行くのか説明する
病院に行きたがらない子は、とにかく「不安」を感じています。「何をされるかわからない」「怖い」など。どうして病院に行く必要があるのか、きちんと説明することが意外にできていないことが多いのではないでしょうか。 「学校で困っていることをみつけるため」「不安なことをこれからどうしていくか、お医者さんと相談するため」「○○ちゃんが笑顔で過ごせるようになるために、先生と相談するため」など、本人にとってメリットがあることだとわかるように理由を説明することがまずは大切です。子供も自分のためと納得をすれば、自然と考えが変わってくるはずです。
2.具体的に何をするのかイメージを持たせる
不登校の子の場合、色々なことに敏感になっており、先が見えないこと、初めてのことに対してとても不安感が強くなる傾向にあるようです。病院に行くまで、着いてから診察するまで、診察で何をするか、工程がイメージできるように詳しく説明をしてイメージをもたせてあげると不安を減らしてあげることになります。私の娘には、家を出てから帰ってくるまでの工程を紙に書いて説明し、仲の良いお友達に事前に病院の前まで付き添ってもらいシュミレーションをしました。
3.痛いことや怖いことはしないと伝える
病院=痛い という恐怖心を持ってしまっていることが多々あります。注射や検査など痛いことはしないことをつたえ、お話をするだけであることを丁寧に説明してあげましょう。
4.それでも行けない時は無理強いしない
丁寧に説明をしてもどうしても行きたがらない時は、無理やり行かせるのはやめたほうが良いです。親子の信頼関係に傷が付き「お母さんは私の気持ちをわかってくれない」という不信感を残してしまい、今後のコミュニケーションに悪影響がでてしまいます。「◯◯ちゃんはそう思うんだね」と伝え、共感してあげることが大切です。
親の思う通りに動いてくれないのが子供です。それでも諦めずに丁寧に説明をし、決して無理をさせず、本人が納得して行く気になる時を待ちましょう。
我が家の場合は病院に行けるまで6ヶ月かかりました。それまで何度も失敗を繰り返し時間はかかりましたが、無理に連れて行かなくてよかったと思っています。説明しても子供が聞いてくれず、八方塞がりに感じる時でも、少しずつ前進しているはずです。焦らず少しずつ、進んでいきましょう。