娘は繊細にも関わらず、ソフトテニス部に入部しました。
ソフトテニス部は学校の中でも一、二位を争う超体育会系の部で
専属のコーチもいて練習もハード。
小学校の学校生活についていくのにも苦労をしたHSC娘
が中学で運動部に入ってから夏休みまでに経験したことをまとめます。
HSCが超体育会系のソフトテニス部を選択した理由
娘は小学3年生の1年間、学校をお休みしており、
それまで続けていた習い事(ピアノ、公文、硬式テニス)も
辞めてしまいました。
学校に再登校をしてからも、習い事は塾のみで運動は
ほとんどしませんでした。
そんな娘が、中学の部活はソフトテニス部に入る、と
決めました。理由は「テニスを辞めたことを後悔している。他に
私ができる部活もない。」ということでした。
親の不安と葛藤
中学入学当初は、親の私自身も中学に娘がついていけるのか
不安で仕方なくて、ましてやハードとうわさのソフトテニス部に
ついていけるものか、いや、無理だろうと不安になっていました。
ついていけなくなって、傷ついてまた学校にいけなくなるのではないか、
ととてつもなくネガティブになっていました。
案の定、練習がきついし、辞めるか続けるか迷っている、
ということも言っていて、その度に私も胸が痛みました。
「辞めたい、でも逃げたくない。。」とずっと葛藤をしてきました。
親としては、辞めてほしくないけれど、辛い思いをしているなら
辞めることを決断してもよいのではないか、と私も葛藤をしてました。
特に一番しんどかったのは、3年生が引退をしてから、
夏休み中に1年生も試合にでる機会ができた時からです。
「私は楽しくテニスがしたかったけど、コーチに部活は遊びではない、
と怒られた」と言い、泣いた夜もありました。
部活の悩み
辞めるデメリットが大きいと本人が感じているようで、
夏休みが明けて学校が再開した今も、続けています。
私は、中学時代にバスケをやっていて辞めたいと悩んだ経験がないので、
娘の悩みを聞くまできちんと理解できていませんでしたが、部活を続けるか
辞めるかの悩みはとても深い、と改めて実感しています。
ダブルスのペアを組んでいる友達やそのほか同じ部活の友達との関係、
部活の時間にやることがなくなってしまう不安、
辞めること=逃げることではないかという自責の念。
頭の中をぐるぐるして、決められない、という
状況になるのも無理はないな、と思います。
子供の弱音に寄り添う大切さ
何度となく、辞めたい、でも辞めづらい、
という葛藤をしている姿を見ているのは、
私も一緒に悩んでしまいがちで、正直しんどいです。
ただ、子供が弱音をいったり、悩みを話してくれているのは
心を守るためには良いことだと思っています。
弱音には共感をしつつ、
人生は決断の連続。自分で考えて、自分で決めなさい。
これも、大人になるための練習だよ、と伝えました。
子供は弱音をいいながらも
親や周りに支えられながら、少しずつ成長をしていくのだと
思います。
親はほんとに大変だけれど。
部活は成長のチャンスだった
入部当初は、絶対についていけない、無理、と
思っていました。
実際、HSCの娘にとっては、
きつい練習や、コーチや先輩とのコミュニケーション、
他校との試合など、ハードルが高いはずです。
正直なところ、ソフトテニス部じゃなくて、
もっと楽な部活を選んでほしかった、と思いました。
しかし、夏休みも終わって、夏の部活を乗り越えた彼女の顔は
すこし大人びた成長した顔つきになっているように思います。
HSCだからこそ、そこで学べる事、成長できる可能性が
大きいようにも思います。
本人が、これから辞める選択をとったとしても、
これまでの葛藤と厳しい練習を乗り越えた経験は、
きっと本人の成長と自信につながっている、と信じています。