ブックレビュー:セルフケアの道具箱

Health & Beauty

私はいわゆる”繊細さん”気質があって、
落ち込むことがよくあります。

「シンドイ、この重い気持ちをなんとかしたい」
と思った時に手に取り、
私の気持ちを軽くしてくれたのが伊藤絵美さんの本。
簡単で実践しやすいストレスとの上手な付き合い方を紹介してくれてる
のがとてもありがたいです。

本の概要

メンタル不調な時に自分でできる対処法を
100個紹介してくれています。
ストレスの度合いに合わせて、応急処置として取り組む方法から、日々実践して長期的に効いてくるような方法まで、紹介してくれているのがこの本の特徴です。

「ストレスマネジメント」「認知行動療法」 「マインドフルネス」「コーピング」「スキーマ療法」といった理論に基づいているのですが、
難しい内容ではなく、そういった心理学の分野に精通していない私でも
すんなり読めました。

毎日の生活に取り入れやすい方法を沢山紹介してくれているので、
自分に合った方法が見つかるはずです。

著者について

著者は、日本を代表する心理カウンセラー。
ご著書もたくさんあり、認知行動療法の日本の権威といわれている方です。
とは言え、読者に対する温かい言葉づかいが、
まるでカウンセリングを受けているような感じで
励まされ、癒される感覚を味わいました。

本から学んだこと

この本の中で学び、私が実践しているセルフケアの方法は、
「ストレッサーを書き出す」、「ストレッサーやそこから生じる感情を感じている自分をいいも悪いも判断しないで、そのまま受け入れる」「自分に労りの言葉をかける」、「気晴らしになる行動を書き溜める」です。

一番の収穫は、ストレッサーを書き出すことで、
自分が何にストレスを感じているのか、客観視できたこと。
自分がストレスを感じるポイントがわかるようになり、
事前にストレスを予測でき、ストレスに襲われる感覚から
「あ、私やっぱりこれにストレスを感じているな」と一歩ひいて
自分を観察できるようになりました。
まだまだ私も練習が必要ですが、
お守りのようにそばに置いておき、気持ちが落ち込んだときに
読み返したい、そんな本です。

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